◆ 怒濤の三連更新１：世界エイズデー

先週の土曜が世界エイズデーだったんですね。
その話を今頃書くのも、何というか、今問題の賞味期限切れてるだろって感じでアレなんですけど、すいませんこう見えてやっぱり忙しいんです。



その、世界エイズデーに合わせてアーティストがライブやったり、いろいろキャンペーンが張られる訳ですけど、なお浸透が今イチというか、世間の人の「自分は関係ない」って意識を払拭し切れていないように思う。

日本のHIV感染者の累計は、１万２千人あまり。
総人口から比べれば、１万分の１というのは大したことないように思われるかもしれない。
でも、見方によっては多いんじゃないか。

単純に計算してしまうと……


札幌には190人ぐらい住んでそう。


札幌ドームに観客が４万人集まった。客席に感染者が４人は居てもおかしくない。


「百戦錬磨」などとふざけている人間がたまにいる。彼が感染者と接触した確率は、１%。


華やかな夜の街。その、そっち系のお店で働く人が、「お口によるサービス」を施して直接精液を口にする。彼女達は１日に何人を相手にして、全部合わせると何人になるだろう。


この数字には重篤な発症者とかも含まれているし、必ずしも性的接触即感染という訳ではないから、この通りにはならないでしょう。ただ一方で、感染していても気付かない人が大勢いる。


思うんだけど、「保健所での検査は無料です」とか、「検査に行きましょう」と言うだけでは不十分じゃないのか。


土曜深夜のニッポン放送、全国34局ネット「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル魂のラジオ」(長いなぁ)って番組があって、普段は下ネタバリバリなんですけど、毎年この日に合わせてエイズデー特番を放送するんです。医学部の教授を呼んだり、キャリア(陽性で未発症)の人に電話を繋いだりして、至って真面目にです。

そこでリスナーに呼びかけていたのが、


「みんな検査に行け」


セックスをしたなら検査に行くべきだ、という強いメッセージ。
人ごとではなく、(確率こそ低くとも)あくまで自分の事として考えてもらう。
本来、このくらい言われて然るべきかもしれない。

でも残念ながら、ラジオスターを悲劇が襲って以来、ラジオの影響力はテレビのそれと比べてかなり低いのが現実……

「彼氏の元カノの元カレの元カノの………」なんてCMを流すのもいい。
パペットマペットの うしくん がエイズ検査の体験レポートをするのもいい。(オマエはBSE検査だ、っていう突っ込みはナシね)
「GLAYのTERUさんは、検査に行きました」っていうCMでもいい。
一流アーティストを集めてライブをやるのもいい。

でも、もう一歩踏み込んだ、大勢を行動に向かわせる大々的なキャンペーンは出来ないのか。

アーティストがライブをやるだけでなく、一斉に保健所に検査に行く。ライブに出る人だけじゃない。女優から一発屋芸人まで、「お前やってないだろ」って人も含めて広く参加してもらう…なんてのはどうだろう。


それか、それこそ政界の方々が盛り上げ役になるってのはどうだ。
みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会があるなら、みんなで検査に行く国会議員の会があっていいと思う。マジで。
靖国神社だって、行きたきゃ一人で行きゃ良いのにあんなに大勢で行くなんて、政治的パフォーマンスに他ならない訳でしょう。
「みんなで行く」ってのはそれだけインパクトがあるんですよ。きっと。
そこでテレビが取材に来ればそれなりに注目を集めるはずだ。

と思うんですけど。

まぁ、こんなブログをそんなに偉い人が見に来るとは思えないんですけどね。
まぁ、所詮細々とやってるブログですから、検索エンジンとかから引っ掛かってきちゃった人一人にでも、その行動にインパクトを与えられればそれで成功なのかな、とか思って書いてます。


ラジオでもお医者さんが言っていました。


「セックスをしている事はハズカシイ事ではない。」


だってそうでしょう。むしろあんまりいい年してしない方が恥ずかしいんだって。
いや、18歳はまだセーフだと思うよ。でも
「28歳です。したことありません。」
「38歳です。したことありません。」
…
………
とかなると・・・厳しいよね。
別にそういう生き方も否定しやしませんけど、俺は・・・やだなぁそういうの。

(医者と福山)どっちが言ったか忘れたけど、
「楽しまなきゃいけない」「あんまりしない方が異常」なんて言葉もメモに残ってます。
大丈夫かな俺。




ところでね、この番組中、ちょっと話が横道にそれたんです。まぁ元来"ああいう"番組ですから。
というのは、相談者が


うーんと、小学生は見ちゃダメよ。

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相談者が、
「いつも彼氏のフェラをしていて、時々精液を飲んでいる。『お肌にいい』という話も聞くし、周りにもそうした人が居るので気楽にやっていたが、不安だ」
という相談をしたんです。

それに対するお医者さんの返答が

「ステディな関係みたいだし、検査行けば(陰性なら)飲みたきゃ飲めるじゃん」

……何とも………大胆なアンサーなんですけども、さらに「お肌にいい」の部分にお医者さんが突っ込んで、「その話なんですけどね、」


「ある程度科学的にも実証されて……」

福山と相方の荘口、一気に興味津々。

医者「えでもそういう番組じゃないでしょ？」

福山・荘口「そういうのもあっていいんです！」

医者「じゃあ……」


俺も一気に目が覚めてね、めちゃ集中してメモを取りました。
集中力は授業以上(笑

精液にはプロスタグランティン（……とメモしてあったが、プロスタグランディン prostaglandin のことだろう）という成分が含まれていて、それが女性を気持ちよくする作用、子宮を収縮させる作用があるんだそうです。これを抽出した注射剤もあるって言ってました。（何の用途とは言ってないけど）


そこから直接「お肌にいい」ことになるのかどうか僕は疑問なんですけども、何かしらの女性に有益な成分ってことなんでしょうか。


ダーウィンの進化論ってありますよね。
あれは、進化の過程で少しでも生存・生殖に有利な形質が引き継がれて今に至っているってことなんだけども、セックス（交尾）に快感を感じるのもその一環でしょ？すごい仕組みだなーと思うんだけども、でもまさか、精液にこんな物質を含ませるまで高性能だとは思わなかった。感動した。マジで。本当に、生命の神秘と言うか、ホンッと哺乳類って高度な生物なんだなぁって。


そんな高性能な機関を持て余すなんて実に勿体ない話だけど（しつこい）


………と、最後は結局俺らしいオチがついてしまいましたが。。。
せめて年に１回ぐらい、真面目に考えてみてはいかがでしょう。



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