2007年、旭川と札幌を行き来する旅好き(物好き)浪人が、どうでもいい事を中心に全宇宙に向けお送りしていたブログ。こんな生活にも関わらず、第1志望の北大合格。
2次試験まで、あと
日
センター試験まで、あと
日
プロフィール
HN:
Devil
性別:
男性
職業:
不逞浪人
趣味:
ラジオを聞く、諸々の収集、その他
自己紹介:
北海道の、主産業が動物園な街に棲息。(一応檻の外。)
高3の三者面談で、「落ちたらどうする?」との担任の問いに
「いや、受かればいいんでしょ?」
と余裕発言をするも、誕生日の入試で見事不合格、後期で受かる筈もなくあっさり浪人決定。なのに4月に入ってから予備校入りを決める、優柔不断なダメダメ君。
こんな僕でも北大志望なんです。
【参考】地図 (Google Map)
高3の三者面談で、「落ちたらどうする?」との担任の問いに
「いや、受かればいいんでしょ?」
と余裕発言をするも、誕生日の入試で見事不合格、後期で受かる筈もなくあっさり浪人決定。なのに4月に入ってから予備校入りを決める、優柔不断なダメダメ君。
こんな僕でも北大志望なんです。
【参考】地図 (Google Map)
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今日、北大後期の合格発表でしたね。
去年の今、僕は当然落ちていたので、特にショックもなく、これから1年どうするかを決めるべく、いろんな予備校のパンフレットや、免除通知とにらめっこしていました。
「どうしようか」
自分の記憶を掘り起こす意味で、また、一人でも誰かが参考にしてくれると良いと思い、予備校決定に至るまでのプロセスを、ここに書き出してみようと思います。
初めに断っておきますが、僕は札幌の河合塾に通い、そして合格しました。
そのため、ここでの結論は「河合塾」です。河合塾を礼賛してるかもしれません。
しかも、1年前当時の僕の考えを中心に書いたもので、主観も大いに入っているので、その点ご承知おき下さい。
■■宅浪はダメ■■
まず最初は、【宅浪】する気満々でした。
それまで塾通いすらした事がなかった僕は、
「塾抜きで難関大に受かるのは、金銭的に凄く安上がりで、親孝行だ。
その努力の見返りとして、大学生活で少々贅沢しても許されるだろう」
という、変な妄想を抱えていました。
それ故、現役時から、予備校の講習に行くなんて全く眼中になく、また親も、「落ちたら宅浪しろ」と口癖のように言っていました。
それに、やってないエンカレッジ(進研ゼミの教材)だってたくさんあるし、他人に流されないKY型人間な僕は、自分のペースで気楽にやるのが良いだろう、そんな考えもあって、予備校へは行かないつもりでした。
それに、元々タテのつながりが少なく、大した進学校に通っていた訳でもない僕は、宅浪だって珍しい事ではないとも認識していました。
ところが、どうも父親の「宅浪」の定義がおかしかったみたいです。
普通「宅浪」といえば、予備校へ行かず、家や図書館で勉強する事をいいますよね。ここでも特に断りがなければこの意味で使います。
でも、父親がいう「宅浪」とは、『自宅に"住みながら"浪人すること』のようで(←話が少し見えてきたね)、ある日突然「【代ゼミのサテライン】へ行け」と言い出したんです。
この「サテライン」ってのは、旭川のビルの一室にある「代ゼミサテライン予備校」の事です。ブースで映像を見て勉強するところのようですが、実態はよく知りません。
さて、どうしたものか。
この時まだ、「予備校通いはプライドが許さない」という思いも少しありました。
山積みのエンカレッジだってもったいない。
とりあえず、不合格報告も兼ねて、高校の先生に指示を仰ぐ事にしました。
そしたら、どうも現実は僕が思っていたのとは違ったようです。
■■高校の先生の話■■
『宅浪はやめたほうがいい。』
というのも、『今まで宅浪での成功者は、ほんの一握りしかいない』んだそうです。もっとも、この高校から北大へ行った人間も一握りしかいない訳で、自分がその一握りの存在たろうとするのだから宅浪でも関係ない、とも思いましたが、僕は自分の思う通りにして失敗した人間です。
ここは素直に、人の話を聞きました。
また、『サテラインは勧めない』とも。
理由はうろ覚えですが、『周囲に同じ目標を持つ人間もいないし、どこの大学を目標にしたかも分からない授業を、闇雲に見てるだけじゃだめ』…こんなニュアンスの事でした。
さて、予備校のパンフを手に、家で親と相談です。
学校で、【地元の小規模予備校】の資料も貰ったので、これも選択肢に含め考える事にしました。
親は、やはり出費を抑えたいらしく、地元で通う事をすすめてきます。
ただ、我が家には予備校事情に詳しい人間というのが居ません。自分だけの判断には、正直自身はありませんでした。だって、それで落ちたんだから。
そこで、道内有数の某進学校を卒業した友人に聞いてみる事にしました。
■■友人の話■■
【参考人A】…〔北大に現役合格〕
・宅浪はやめた方が良い
・「北大なら河合、難関は駿台、私大は代ゼミ」と言われている(あくまで旭川という、いち地方での話だけど)
・地元系の評判は知らない
【参考人B】…〔某有名国立大に落ちる〕
・地元の予備校も良い事は良い
・ただし、この街で浪人するのは断じて勧めない
・どーしても金ないなら地元
・本人は、(志望校お膝元の)河合塾へ行く
・学生会館住まい
・何なら一緒に来ないか?
(新聞広告を持ってきた母親に対して)
・駿台の50分授業って微妙
・代ゼミはダメ。この模試の解説の薄さからしてダメ。
(他に人脈はないのかって?
あるけど、とりあえずこの辺で。)
どうも、旭川では代ゼミの評判が悪いようです。特に模試が嫌われている。
僕と同じ高校に通っている人も、「代ゼミの模試は邪魔」「解答速報間違えた?やっぱ代ゼミダメじゃん」などと言う人が複数居ました。
もしかしたら、河合塾の講師がいつも代ゼミ(の札幌校)を批判するためにこういう話が広がったのかもしれません。知らないけど。
■■旭川 vs 札幌■■
一度、地元の予備校Cへ行って話を聞いてみましたが、
△『「北大コース」から、一人も北大へ行っていない。』
事が判明。
高校の先生が言うような、「同じ目標を持つ人間」に刺激を受けると言う意味では、不足している気がしました。
他にも主観的な理由含め色々あって、不安要素が多かったというのが素直な感想です。
(別に中小がダメというつもりはありませんよ。念のため。)
■■特急定期券かよエール■■
結局親とも相談し、札幌の大手予備校へ通う方向で検討する事になりました。(←まだ腹が決まっていない)
親は、「学生会館(寮)に住んで、そこから通う」という選択肢は殆ど念頭になかったようです。
僕も同じ。
そんな事もあって、旭川から通うのが、「すっごくレアな事」だと知ったのは、暫く先の事でした。
■■駿台 vs 河合 vs 代ゼミ■■
「北大なら河合」という噂や、以下の事情を総合して、河合塾札幌校を第1候補に決めました。
■割引■
河合塾からは、10万円割引(入塾金5万、授業料5万)の通知が来ていた。模試の成績で認定するみたいです。
前期試験の次の日に来たんで、嫌がらせかと思った。
進学校にいた人達なら、たった10万かと笑う事でしょう。
駿台からは、「入学金」10万円割引の通知が来ていた。
ただ、「入学説明会に来た人は入学金10万円割引のチケットプレゼント」とか新聞広告に書いてあったから、僕に届いた割引証は何の有り難みもない。嫌がらせか。
代ゼミからは、パンフレットだけ来て、割引は来なかった。
確かに代ゼミの模試は手抜き気味に受けていた。だが何も寄越さないって、嫌がらせか。
この時点で、代ゼミの選択肢はほぼ消えていました。
■模試■
結論からいうと、模試から受ける印象は、河合塾がダントツです。
受験者数では、河合塾がNo.1。
駿台は、「ベネッセ・駿台模試」では数を集めるが、駿台単独では人数が少ない。
代ゼミも少ない。【参考1】(クリックで表示)
人数が少ない所は、必然的に浪人の比率が高くなる。よって、追跡調査を元にした判定は現役生不利に傾きがちで、当時の僕の印象は悪かったです。
実際、河合塾の模試だけはC判定が多く(マグレでB、たまにD,E)、当時から好感を持っていました。
もしかしたら、判定をユルくして、浪人した時に来てもらう作戦だったんじゃ…なんて疑ったりもしましたが、ここの下のデータを見る限りそれはなさそうです。
他にも、単純に母集団が多い程判定の信頼度は上がる筈だし、模試そのものの質も受験者数が裏付けると考えていました(今もそう思う)。
数だけじゃありません。
代ゼミの模試は手抜きだと言う噂をよく聞きました。その噂の根拠は知りませんが、実際僕は、英語の大問1個で
1.下線部1を和訳せよ。
2.下線部2を和訳せよ。
3.下線部3を和訳せよ。
4.下線部4を和訳せよ。
5.下線部5を和訳せよ。
だけというのを見た事があります。
すでに処分済みで、実物をお見せ出来ないのが残念なんだけど、これを見てしまった以上、「手抜き」の評に同意せざるを得ませんでした。
それに、駿台の模試は、無駄に難しい、それに問題や解答の訂正が多く、こだわって作ってないなという印象がありました。
■立地条件■
【駿台】・【代ゼミ】…◎札幌駅北口付近
【河合塾】(当時)…△桑園駅前または南2西12(札幌駅から約2km)
■授業開始時刻■
旭川7:20発「スーパーホワイトアロー6号」の札幌到着は8:45。
河合塾(札幌)の授業開始は9:30。遠いのはネックだけど、普通に間に合う。
駿台・代ゼミは9:00開始。
ただし、パンフレットによれば駿台は開始前に「サプリメントテスト」、代ゼミは開始前にホームルームの時間があるらしい。
ただ、通うのが不可能ではないかもしれないから、一度行ってみるのが良いかもしれない。
■解答速報■
三大予備校が発表する、北大の解答速報を見ても、河合塾が一番だと思いました。
というのも、駿台と代ゼミが1箇所ずつ、あからさまなミスをしでかしたんです。去年の話ですけどね、こんな感じです。→【参考2】(クリックで表示)
この解答速報ってのは、札幌校の先生方が作る訳ですから、やっぱ重要ですよね。
この時点で、ほぼ河合塾に絞りました。
■出前授業■
夏から秋にかけて、各予備校が旭川で無料のセンター対策講習会を開きました。
そこでの授業の印象は……やっぱり河合塾が一番だったんですよね。
話のテンポの良さとか、分かりやすさで。
代ゼミは、「古文」の授業をしていたのが特徴的(他は英数のみ)。どうやら旭川出身の名物講師らしい。古文は良かったと思う。ただ、英語の今は無き「文強勢問題」で、品詞で答えを選ぶやり方は嫌いだった。河合の「対比」や「新情報」を判断する方がしっくりくる。まぁこの問題は2007年から消えてなくなったが。
また、冬にかけて、河合塾と駿台が、有料の「北大特講」を開きました。
しかも河合塾は2回(駿台は1回)。この辺のやる気からして違うんですけども、ここで河合塾の英語講師が、「代ゼミが間違えた過去問」を解かせてました。
駿台は、若干眠気度が高かった気がする。
講師の問題か、難し過ぎたのか、俺のやる気の問題かは定かじゃないけど。
■■実際に視察■■
4月7日、知事選たけなわの札幌で貸し自転車を借り、各予備校の校舎をまわってきました。
そして、河合塾の大通館の雰囲気を見て、ここなら1年来てもいいかな、と思い始めました。
同時に、説明をしてくれたチューターの話から、旭川から通う事が決して一般的ではないことも、暗に知りました。
そして、4月10日に奨学生試験を受け、割引額を18万円に増やし晴れて?入塾。
4月16日からの、最初の1週間は死ぬかと思う程大変でした。
今思えば、初日にバスで往復したり、貸し自転車を借りて、思い直してやっぱり返したり、服を買ったりして初日の帰りが夜遅くなったりと、無駄に疲れる事をしていたせいもあったのでしょう。
じゃあ慣れれば楽かって言うと、やっぱり大変だったけどね。
でも何もかも、今となっては良い思い出です。
23:02
去年の今、僕は当然落ちていたので、特にショックもなく、これから1年どうするかを決めるべく、いろんな予備校のパンフレットや、免除通知とにらめっこしていました。
「どうしようか」
自分の記憶を掘り起こす意味で、また、一人でも誰かが参考にしてくれると良いと思い、予備校決定に至るまでのプロセスを、ここに書き出してみようと思います。
初めに断っておきますが、僕は札幌の河合塾に通い、そして合格しました。
そのため、ここでの結論は「河合塾」です。河合塾を礼賛してるかもしれません。
しかも、1年前当時の僕の考えを中心に書いたもので、主観も大いに入っているので、その点ご承知おき下さい。
■■宅浪はダメ■■
まず最初は、【宅浪】する気満々でした。
それまで塾通いすらした事がなかった僕は、
「塾抜きで難関大に受かるのは、金銭的に凄く安上がりで、親孝行だ。
その努力の見返りとして、大学生活で少々贅沢しても許されるだろう」
という、変な妄想を抱えていました。
それ故、現役時から、予備校の講習に行くなんて全く眼中になく、また親も、「落ちたら宅浪しろ」と口癖のように言っていました。
それに、やってないエンカレッジ(進研ゼミの教材)だってたくさんあるし、他人に流されないKY型人間な僕は、自分のペースで気楽にやるのが良いだろう、そんな考えもあって、予備校へは行かないつもりでした。
それに、元々タテのつながりが少なく、大した進学校に通っていた訳でもない僕は、宅浪だって珍しい事ではないとも認識していました。
ところが、どうも父親の「宅浪」の定義がおかしかったみたいです。
普通「宅浪」といえば、予備校へ行かず、家や図書館で勉強する事をいいますよね。ここでも特に断りがなければこの意味で使います。
でも、父親がいう「宅浪」とは、『自宅に"住みながら"浪人すること』のようで(←話が少し見えてきたね)、ある日突然「【代ゼミのサテライン】へ行け」と言い出したんです。
この「サテライン」ってのは、旭川のビルの一室にある「代ゼミサテライン予備校」の事です。ブースで映像を見て勉強するところのようですが、実態はよく知りません。
さて、どうしたものか。
この時まだ、「予備校通いはプライドが許さない」という思いも少しありました。
山積みのエンカレッジだってもったいない。
とりあえず、不合格報告も兼ねて、高校の先生に指示を仰ぐ事にしました。
そしたら、どうも現実は僕が思っていたのとは違ったようです。
■■高校の先生の話■■
『宅浪はやめたほうがいい。』
というのも、『今まで宅浪での成功者は、ほんの一握りしかいない』んだそうです。もっとも、この高校から北大へ行った人間も一握りしかいない訳で、自分がその一握りの存在たろうとするのだから宅浪でも関係ない、とも思いましたが、僕は自分の思う通りにして失敗した人間です。
ここは素直に、人の話を聞きました。
また、『サテラインは勧めない』とも。
理由はうろ覚えですが、『周囲に同じ目標を持つ人間もいないし、どこの大学を目標にしたかも分からない授業を、闇雲に見てるだけじゃだめ』…こんなニュアンスの事でした。
さて、予備校のパンフを手に、家で親と相談です。
学校で、【地元の小規模予備校】の資料も貰ったので、これも選択肢に含め考える事にしました。
親は、やはり出費を抑えたいらしく、地元で通う事をすすめてきます。
ただ、我が家には予備校事情に詳しい人間というのが居ません。自分だけの判断には、正直自身はありませんでした。だって、それで落ちたんだから。
そこで、道内有数の某進学校を卒業した友人に聞いてみる事にしました。
■■友人の話■■
【参考人A】…〔北大に現役合格〕
・宅浪はやめた方が良い
・「北大なら河合、難関は駿台、私大は代ゼミ」と言われている(あくまで旭川という、いち地方での話だけど)
・地元系の評判は知らない
【参考人B】…〔某有名国立大に落ちる〕
・地元の予備校も良い事は良い
・ただし、この街で浪人するのは断じて勧めない
・どーしても金ないなら地元
・本人は、(志望校お膝元の)河合塾へ行く
・学生会館住まい
・何なら一緒に来ないか?
(新聞広告を持ってきた母親に対して)
・駿台の50分授業って微妙
・代ゼミはダメ。この模試の解説の薄さからしてダメ。
(他に人脈はないのかって?
あるけど、とりあえずこの辺で。)
どうも、旭川では代ゼミの評判が悪いようです。特に模試が嫌われている。
僕と同じ高校に通っている人も、「代ゼミの模試は邪魔」「解答速報間違えた?やっぱ代ゼミダメじゃん」などと言う人が複数居ました。
もしかしたら、河合塾の講師がいつも代ゼミ(の札幌校)を批判するためにこういう話が広がったのかもしれません。知らないけど。
■■旭川 vs 札幌■■
一度、地元の予備校Cへ行って話を聞いてみましたが、
△『「北大コース」から、一人も北大へ行っていない。』
事が判明。
高校の先生が言うような、「同じ目標を持つ人間」に刺激を受けると言う意味では、不足している気がしました。
他にも主観的な理由含め色々あって、不安要素が多かったというのが素直な感想です。
(別に中小がダメというつもりはありませんよ。念のため。)
■■特急定期券かよエール■■
結局親とも相談し、札幌の大手予備校へ通う方向で検討する事になりました。(←まだ腹が決まっていない)
親は、「学生会館(寮)に住んで、そこから通う」という選択肢は殆ど念頭になかったようです。
僕も同じ。
そんな事もあって、旭川から通うのが、「すっごくレアな事」だと知ったのは、暫く先の事でした。
■■駿台 vs 河合 vs 代ゼミ■■
「北大なら河合」という噂や、以下の事情を総合して、河合塾札幌校を第1候補に決めました。
■割引■
河合塾からは、10万円割引(入塾金5万、授業料5万)の通知が来ていた。模試の成績で認定するみたいです。
前期試験の次の日に来たんで、嫌がらせかと思った。
進学校にいた人達なら、たった10万かと笑う事でしょう。
駿台からは、「入学金」10万円割引の通知が来ていた。
ただ、「入学説明会に来た人は入学金10万円割引のチケットプレゼント」とか新聞広告に書いてあったから、僕に届いた割引証は何の有り難みもない。嫌がらせか。
代ゼミからは、パンフレットだけ来て、割引は来なかった。
確かに代ゼミの模試は手抜き気味に受けていた。だが何も寄越さないって、嫌がらせか。
この時点で、代ゼミの選択肢はほぼ消えていました。
■模試■
結論からいうと、模試から受ける印象は、河合塾がダントツです。
受験者数では、河合塾がNo.1。
駿台は、「ベネッセ・駿台模試」では数を集めるが、駿台単独では人数が少ない。
代ゼミも少ない。【参考1】(クリックで表示)
人数が少ない所は、必然的に浪人の比率が高くなる。よって、追跡調査を元にした判定は現役生不利に傾きがちで、当時の僕の印象は悪かったです。
実際、河合塾の模試だけはC判定が多く(マグレでB、たまにD,E)、当時から好感を持っていました。
もしかしたら、判定をユルくして、浪人した時に来てもらう作戦だったんじゃ…なんて疑ったりもしましたが、ここの下のデータを見る限りそれはなさそうです。
他にも、単純に母集団が多い程判定の信頼度は上がる筈だし、模試そのものの質も受験者数が裏付けると考えていました(今もそう思う)。
数だけじゃありません。
代ゼミの模試は手抜きだと言う噂をよく聞きました。その噂の根拠は知りませんが、実際僕は、英語の大問1個で
1.下線部1を和訳せよ。
2.下線部2を和訳せよ。
3.下線部3を和訳せよ。
4.下線部4を和訳せよ。
5.下線部5を和訳せよ。
だけというのを見た事があります。
すでに処分済みで、実物をお見せ出来ないのが残念なんだけど、これを見てしまった以上、「手抜き」の評に同意せざるを得ませんでした。
それに、駿台の模試は、無駄に難しい、それに問題や解答の訂正が多く、こだわって作ってないなという印象がありました。
■立地条件■
【駿台】・【代ゼミ】…◎札幌駅北口付近
【河合塾】(当時)…△桑園駅前または南2西12(札幌駅から約2km)
■授業開始時刻■
旭川7:20発「スーパーホワイトアロー6号」の札幌到着は8:45。
河合塾(札幌)の授業開始は9:30。遠いのはネックだけど、普通に間に合う。
駿台・代ゼミは9:00開始。
ただし、パンフレットによれば駿台は開始前に「サプリメントテスト」、代ゼミは開始前にホームルームの時間があるらしい。
ただ、通うのが不可能ではないかもしれないから、一度行ってみるのが良いかもしれない。
■解答速報■
三大予備校が発表する、北大の解答速報を見ても、河合塾が一番だと思いました。
というのも、駿台と代ゼミが1箇所ずつ、あからさまなミスをしでかしたんです。去年の話ですけどね、こんな感じです。→【参考2】(クリックで表示)
この解答速報ってのは、札幌校の先生方が作る訳ですから、やっぱ重要ですよね。
この時点で、ほぼ河合塾に絞りました。
■出前授業■
夏から秋にかけて、各予備校が旭川で無料のセンター対策講習会を開きました。
そこでの授業の印象は……やっぱり河合塾が一番だったんですよね。
話のテンポの良さとか、分かりやすさで。
代ゼミは、「古文」の授業をしていたのが特徴的(他は英数のみ)。どうやら旭川出身の名物講師らしい。古文は良かったと思う。ただ、英語の今は無き「文強勢問題」で、品詞で答えを選ぶやり方は嫌いだった。河合の「対比」や「新情報」を判断する方がしっくりくる。まぁこの問題は2007年から消えてなくなったが。
また、冬にかけて、河合塾と駿台が、有料の「北大特講」を開きました。
しかも河合塾は2回(駿台は1回)。この辺のやる気からして違うんですけども、ここで河合塾の英語講師が、「代ゼミが間違えた過去問」を解かせてました。
駿台は、若干眠気度が高かった気がする。
講師の問題か、難し過ぎたのか、俺のやる気の問題かは定かじゃないけど。
■■実際に視察■■
4月7日、知事選たけなわの札幌で貸し自転車を借り、各予備校の校舎をまわってきました。
そして、河合塾の大通館の雰囲気を見て、ここなら1年来てもいいかな、と思い始めました。
同時に、説明をしてくれたチューターの話から、旭川から通う事が決して一般的ではないことも、暗に知りました。
そして、4月10日に奨学生試験を受け、割引額を18万円に増やし晴れて?入塾。
4月16日からの、最初の1週間は死ぬかと思う程大変でした。
今思えば、初日にバスで往復したり、貸し自転車を借りて、思い直してやっぱり返したり、服を買ったりして初日の帰りが夜遅くなったりと、無駄に疲れる事をしていたせいもあったのでしょう。
じゃあ慣れれば楽かって言うと、やっぱり大変だったけどね。
でも何もかも、今となっては良い思い出です。
23:02
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