◆ 平均分子量29

あんまりお下品なのをトップに置いとくのもどうかと思うんで、ここで急ごしらえのヤワネタをひとつ。

「KY」って言葉あるでしょ？


意味はみなさん御存知の通り、「空気（主に窒素と酸素の混合気体）が読めない」の略語です。

んで、これが「高校生の間で使われている言葉」として紹介されていたんだけども、僕は一度も高校時代に聞いた事がないんですよね。
どうなんでしょう。
僕自身がKYな人間だったから、周りの人間が僕の前でだけ口にしなかった……　って訳じゃないと思うんだけど、皆さんはいつ頃から耳にしていたでしょうか。

Wikipediaには「2006年秋頃から東京地方から流行し始めた言葉（ギャル語）」って書いてあります。
ギャル語が全国に波及するのに、半年ぐらいかかっても不思議ではない……か。


ちなみに僕が最初に聞いたのは、今年の6月、「ラジオ青春白書」っていう番組です。はい、ラジオです。
元々「ヤンキー先生」が番組をやってた時間に、義家サンが選挙に出る間（候補者はむやみにマスコミに出ちゃいけない）限定で放送されたもので、今や幻?のプログラムなんですけど、その中でアナウンサーが「KY」を紹介して、
「最近の高校生達の間で使われている言葉らしいんですけど、今の若い人にはついていけないなぁ」なんて話をしてたんですよ。

俺もついてけねぇ、って思いました。最近まで高校生だったくせに。

ところが、いつのまにか評論家が安倍晋三を指す時に使い出したみたいで、8月20日の「BATTLE TALK RADIO アクセス」でいい歳したオッサン達が
「KY、空気が読めない」だの「『ND』ってのもあって、意味は『人間としてどうも』の略…ハハハ」だの喋っててね、いつの間にこんなに広がってんだーって思ってたら、何と！

その１月後、9月20日の某新聞の投書欄に、
「『ＫＹ』な首相　党の責任も大」っていう、６４歳男性の投稿が載ってました。

書き出しはこう。
「安倍首相が辞めるべき時に辞めず、辞める時期ではない時に辞めた。ＫＹ（空気が読めない）である。」

「ＫＹである。」……ギャル語とは思えないお堅い言い回しが素敵です。

遂にここまで来たか！って感動して、いまだにその新聞とってあるんですけどね。


最近では「空気を読むとはどういう事か」なんていう議論も起きているみたいですけど、果たして、KYは流行語大賞の座を獲得できるのでしょうか。

……ちょっと厳しいかな？

俺的には「シンジテマシタ〜!!」が入って欲しいですね。

そのためにも、ファイターズ、頑張れ！！


20:47